アローラ!どうもポケモン大学のものもらいです.
誕生日に買ったカセキメラ人形のうち,どうしてもウオチルドンだけキモくて置き場所に困っていました.
↓かわいい
ふと「氷タイプだし冷蔵庫に入れてみよう」と思ってやってみたらこれが案外良い感じ.今では冷蔵庫を開ける度にウオチルドンに会えて幸せな気持ちになります.
さて、今回の記事はNFに便乗した対戦企画,レベル1ダブルの構築記事になります.以前にぽけっち様が行っていたレベル1マルチを見て魅力的に感じて企画しました.
まずは対戦のルールから.
ルール
・64ダブル
・レベル1のポケモンのみ使用可能
(プール,ステータス早見表)
・準伝,禁伝,幻のポケモンは禁止
・進化の輝石あり
ルールの特徴
レベル1対戦では通常のルールとは大きく異なる点があります.
・技が少ない
当然ですがレベル1では覚えられない技がたくさんあります.たとえばミミッキュのかげうち等です.したがってレベル50の対戦では強力なポケモンが必ずしもこのルールで強いとは限りません.
・能力値の差が少ない
種族値の低い進化前のポケモンでもステータスの低さがあまり欠点になりません.特に素早さで影響が顕著で,麻痺やSランクダウンで発生する小数点以下切り捨ての影響がでかいです.実現可能な実数値は4~8(S以外ではMAX9)であるため同速対決,行動順の逆転が頻発します.遅いポケモンであっても最速で6,S種族値53~102のポケモンが最速で実数値7となり,素早さ8を実現するには103以上の種族値が必要です.
参考:プール,ステータス早見表
・BDの能力ランク上昇の効果が薄い
ポケモンのダメージは次の式で与えられます.
レベル50の対戦と異なり[ ]内の+2の影響が大きいため,BDの能力上昇の効果が弱まります.ここでは補正を1とし,小数点以下の処理がどこで行われるか詳しく知らないため,乱数補正(0.85~1.00)をかけた時点でのみ小数点以下を切り捨てます.
レベル1では能力値に差が出にくいためA=Bとし,レベル1,威力100を代入するとダメージの値は5~6となります.能力ランクについて計算すると,BDのランク+1,+2,...+6では順に4~5,3~4,3,3,2~3,2~3となり,ダイスチルやダイアースでBDを+1や+2に上げても確定数はあまり変わりません.
さらに後述するスキルリンク連続技に対してほとんど効果が得られないのでBDの能力ランクを上昇させるのはレベル50対戦ほど有効な戦術とは言えません.
・きのみジュース,オレンのみが非常に強力
これらは通常の対戦では価値がほとんどない持ち物ですが,実現可能なHPの値が11~16であるこのルールでは非常に強力なアイテムです.
ここで簡単にこのルールで強いと予想されるポケモン達を分類して紹介します.
・石進化・通信進化勢
主なポケモン
ライチュウ,キュウコン,Gヒヒダルマ,パルシェン,ウインディ,チラチーノ,ポリゴンZ,エルフーン
石進化と通信進化のポケモンは種族値が高い進化後にも関わらずレベル1を実現できます.特に石進化ポケモンの多くは覚える全ての技をレベル1でも覚えさせられるのが優秀です.
・スキルリンク勢
具体的にはパルシェンとチラチーノです.レベル1では威力25の技でも等倍で3ダメージ程度は保証されています.スキルリンクで確定で5回当てれば15ダメージが見込めます.レベル1においてほとんどのポケモンはHP15以下(唯一ラッキーがHP16を実現可能)であり,これを素で耐えることは不可能です.強すぎますね.
パルシェンとチラチーノは石進化であるため覚えられる全ての技をレベル1の時点で覚えられる点も優秀です.
偶然にもこの2体は格闘弱点が共通しており,メインウェポンであるつららばり,スイープビンタ,ロックブラスト,タネマシンガン,トリプルアクセルはいずれも鋼タイプに半減されます.したがって,強力な2体をまとめて対策することができます.
・がんじょう勢
主なポケモン
トゲデマル,ダゲキ,プロトーガ
きのみジュースとの相性が非常に強力です.きのみジュースはHPを20回復するので,がんじょうで耐えるとHPが全快し,がんじょうをもう一度発動させることができます.ちなみにイワーク,コイル,ツボツボはHP11を実現可能で,オレンのみで同様のコンボを発動できますが,イワークとツボツボはスキルリンク勢に弱く,コイルは技が弱いです.
・ダブル適正
当然ダブル適正が高いポケモン達はこのルールでも活躍します.
①ねこだまし
主なポケモン
ライチュウ,トゲデマル,サルノリ,ニャビー,ヤミラミ,ズルッグ,ニューラ
ねこだましはタマゴ技であることが多いので多くのポケモンがレベル1でも使えます.強力な特性(いかく,がんじょうなど,せいしんりょく)を併せ持つポケモンが採用に上がってくると考えられます.
②いかく
使用可能ポケモン
ウインディ,ケンタロス,ハリーセン,クチート,コリンク,ズルッグ,ニャビー
いずれも固有の性能があるのでカスタマイズ性が高いと思います.
③天候系
主なポケモン
キュウコン,コータス,ナッシー,リーフィア
なんとこのルール,あめふらしがいない.すいすいエースは豊富なのでもし使うのであればいたずらごころと組み合わせて天候を操作するのが強いと思います.すなおこしはヒポポタスだけ.ゆきふらしはキュウコンがいるがゆきかきアタッカーが弱い.
ルールの紹介はこの辺にして,構築の紹介に移ります.
トップメタ(予想)+自慢のポケモン構築
聞くところによるとレベル1の対戦企画を定期的に開催している方がいるそうですが,そちらは参考にせず僕なりに予想した環境ポケモンたちを用いることを考えました.これだけだと面白みがないので一捻りとして自慢のポケモンを1体採用することにしました.
個体紹介
トゲデマル
トゲデマルの強さは以下の点にあります.
①スキルリンク勢に耐性があるはがねタイプ
②ダブル適性が高いねこだまし持ち
③ほっぺすりすりによるS操作
④がんじょう+きのみジュースの居座り性能
盛りだくさん過ぎて採用しない理由がないレベルです.比較的Sが高いのでがんじょうを残しつつねこだまし+ボルトチェンジを繰り返すことができるのも強力です.
パルシェン
本ルール最強ポケモンです.が,今回は後述する自慢のポケモンをメインエースにするため,上からこごえるかぜでS操作も行えるようにスカーフ型にしています.
ミミッキュ
かげうちがないのがかなり痛いですが,それでもばけのかわによる行動保証は強いです.数値の低さをレベルの低さでカバーできるので,技範囲を意識してフルアタ両刀型として採用しました.レベル1にしては珍しく努力値をきっかり508使いきれるところが美しいです,
プテラ
パルシェンの上から弱点を突くことができたり,おいかぜでサポートしたりと器用さがあります.メロンパンがメロンでないように,きのみジュースはきのみではないのできんちょうかんで無効化できません.
エルフーン
パルシェンの上から殴ったり,おいかぜでエースをサポートしたりします.脱出ボタンの理由は後述.
シズクモ
本構築のエース.パッと見のステータスは非常に低いが,特性により実質AC2倍となっています.ステータスの差が生まれにくいこのルールではスキルリンク勢と同様に頭一つ抜けた火力を持ちます.この技構成だとくさタイプに何もできませんが,プテラ,パルシェンで対くさ打点は確保しているので対みずタイプを意識してむしタイプの技でなくギガドレインを採用しました.
エルフーンのおいかぜ→シズクモのなみのりでエルフーンの脱出ボタンを発動させ,おいかぜを再展開するコンボもあります.
選出
先発
トゲデマル+{プテラorミミッキュorパルシェン}
後発
シズクモ
を基本選出とします.初手はパルシェンやチラチーノに蹂躙されないよう必ずトゲデマルを出し、シズクモを通すための場を整えます.初手からがんがん殴りつつおいかぜやほっぺすりすりでシズクモのサポートをし,テンポをとることができればそのまま勝てる算段です.
反省
想定通りトゲデマルは大暴れし,シズクモのなみのりのダメージがえぐかった.
対戦数が少ない(2回)ためデータ不足.誰でもいいので対戦しましょう.